デザイナーとして活動していると、ふと「デザインだけでいいのかな?」と感じる瞬間があります。
実際に僕も、グラフィックデザインからスタートしましたが、動画編集やWeb制作を覚えたことで仕事の幅が広がり、受注できる案件がぐっと増えました。
今回は、副業デザイナーやフリーランスを目指す人に向けて、なぜデザイン以外のスキルも学んでおくと良いのかを、体験を交えてまとめていきます。
デメリット:学習コストと時間がかかる
まず正直にお伝えすると、デザイン以外のスキルを学ぶのはそれなりに負担があります。
- 新しいソフトやツールを覚える必要がある
- 習得するまで時間がかかる
- 最初は効率が悪く、思うように進まない
本業や副業の合間に勉強をするのは、かなり根気がいる作業です。
僕自身も動画編集ソフトを触り始めたときは「こんなに難しいのか…」と感じて、何度も挫折しそうになりました。
メリット:案件の幅が一気に広がる
一方で、覚えてよかったと心から感じるのがこちらです。
- グラフィック+動画 → SNS広告やYouTube案件に対応できる
- グラフィック+Web → LPデザインやバナーからサイト全体まで提案できる
- デザイン+複数スキル → 「まとめてお願いできますか?」に応えられる
例えば、チラシデザインの依頼を受けたときに「この内容を動画広告にも展開したい」と言われたら、追加で仕事を取れるチャンスになります。
また、Web制作を覚えておくと「ロゴ+ホームページ一式」という形で、案件単価を大きく上げられるのも魅力です。
クライアントから選ばれやすくなる
デザインだけに特化するのも強みですが、複数スキルを持っていると**「この人にまとめてお願いしたい」**と思ってもらいやすくなります。
- 外注先が複数になるとクライアントの負担が増える
- 1人でデザインから動画・Webまで対応できれば安心感がある
- 継続案件につながりやすい
実際に僕も、グラフィックをきっかけに仕事を受けたクライアントから、後に「動画編集もお願いしたい」と追加依頼をいただくケースが増えました。
学習のすすめ方:小さく始める
「全部覚えなきゃ」と思うと大変ですが、最初は小さな一歩で大丈夫です。
- 動画編集 → SNSショート動画のカットやテロップ入れから始める
- Web制作 → LP(1ページのサイト)をデザイン+簡単なWordPress編集で触ってみる
基礎を押さえて「最低限できる状態」にしておけば、実案件の中でスキルを伸ばしていくことができます。
まとめ
デザイン以外のスキルを学ぶのは大変ですが、その分大きなリターンがあります。
- 学習コストは高いが、案件の幅と単価が広がる
- クライアントから「まとめて任せたい」と思われやすい
- 継続的な依頼につながるチャンスが増える
僕自身も最初は「デザインだけでいい」と思っていましたが、動画やWebを覚えたことで確実に仕事の幅が広がりました。
これから副業やフリーランスを目指す方は、ぜひ一歩ずつスキルを広げてみてください。