フリーランスや副業でデザインをしていると、「思ったより単価が安いな…」と感じることが少なくありません。
僕自身も最初のころは、1枚のバナー制作で時給換算すると数百円だったこともあります。
正直、落ち込んだり、やる気をなくしてしまう瞬間もありました。
ですが、安い単価の案件にも意味があり、工夫次第で自分の成長や次の仕事につなげることができます。
ここでは、単価が安いと感じたときの考え方と対処法をお伝えします。
単価が安い案件のデメリット
まずは正直に、デメリットからおさえておきましょう。
- 時間と労力に見合わないことが多い
- 「安くやってくれる人」と見られやすい
- 自分のモチベーションが下がりやすい
特に「安さ前提でお願いしたい」というクライアントに当たると、その後の単価交渉が難しくなることもあります。
それでも受けるメリットがある場合も
一方で、安い案件にもプラスの側面があります。
- 実績を増やせる(ポートフォリオに掲載できる)
- クライアントとのやりとりに慣れる
- 制作スピードを鍛える練習になる
- リピートや紹介につながる可能性がある
僕の場合、最初に「安いな」と思った案件でも、誠実に対応したことでその後もリピートをいただき、結果的に単価が上がったケースもありました。
単価が安いときの具体的な対処法
① 案件を「練習」と割り切る
「今は経験を積む時期」と考えれば、単価が低くても意味のある時間になります。特に駆け出しのうちは、実績とスピード感を得る場として割り切るのがおすすめです。
② 単価交渉をしてみる
継続案件の場合は、ある程度信頼を積んでから「次回からはこのくらいの金額でお願いできないでしょうか?」と相談してみましょう。
思っているよりも快く受け入れてもらえることもあります。
③ 案件を選ぶ
すべての案件を引き受ける必要はありません。「学びがあるか」「ポートフォリオに載せられるか」を基準に選ぶことで、自分の時間を有効に使えます。
④ 自分のサービス内容を整理する
単価が安いと感じたときは、自分のサービス内容や強みを見直すチャンスです。
差別化できれば、自然と単価を上げやすくなります。
まとめ
デザインの単価が安いと感じるのは、多くのデザイナーが通る道です。
確かにデメリットはありますが、実績作りや経験値アップのきっかけになることも少なくありません。
大事なのは、
- 「練習」と割り切る
- 信頼ができたら単価交渉をする
- 案件を選ぶ目を持つ
- サービスを見直して強みを磨く
という意識で取り組むことです。
僕自身も、最初は安い案件ばかりでしたが、その中でスピード感や信頼関係を培えたことが、今の単価アップにつながっています。
安さに落ち込むのではなく、「この案件をどう活かすか」を考えて行動していきましょう。