「いつかはフリーランスで働いてみたい」と思う方は多いのではないでしょうか。
時間や働き方の自由度が高いのは大きな魅力ですが、同時にリスクもあるのがフリーランスの現実です。
ここでは、実際にデザインの案件を経験してきた立場から、フリーランスになる前に準備しておくべきことをまとめてご紹介します。
1. まずは実績を積んでおく
いきなり独立しても、実績ゼロでは案件の獲得は非常に難しいです。
そのため、会社員や副業の段階から少しずつ実績を積んでおきましょう。
- クラウドソーシングでの小さな案件
- 知人や友人からの依頼
- コンペでの挑戦
こうした積み重ねが、のちにポートフォリオとして役立ちます。
2. 生活費の半年〜1年分を貯金しておく
フリーランスになった直後は、安定した収入を得るのが難しいものです。
案件が途切れる期間も想定して、最低でも 半年〜1年分の生活費 を準備しておくことをおすすめします。
「収入がないから焦って低単価の案件を引き受ける」ことは、消耗につながります。
資金の余裕があると、落ち着いて良い仕事を選べるようになります。
3. 営業・経理・契約の知識を身につける
フリーランスは「デザインだけやればいい」というわけではありません。
- クライアントへの提案や交渉
- 見積書・請求書の作成
- 確定申告や税金の知識
これらはすべて自分でこなす必要があります。
最初は手間に感じるかもしれませんが、ここを避けては通れません。
クラウド会計ソフトを導入するなど、効率化の工夫も大切です。
4. 得意ジャンル・強みを明確にする
「なんでもできます」よりも「これが得意です」と言える方が、クライアントには安心感を与えます。
たとえば、
- チラシやパッケージが得意
- 女性向けのおしゃれデザインに強い
- シンプルで高級感のあるロゴが得意
といった形で、自分の強みを整理しておくと仕事が来やすくなります。
5. 人とのつながりを大切にしておく
クラウドソーシングの案件だけで生活するのは、なかなか大変です。
むしろ、リピートや紹介で案件が広がっていくケースが多いもの。
- 丁寧な対応を心がける
- 提案時にプラスαを見せる
- 案件終了後も気持ちよくやりとりを終える
こうした小さな積み重ねが、次の仕事へとつながります。
まとめ
フリーランスになる前に準備しておきたいことは、次の5つです。
- 実績を積んでおく
- 半年〜1年分の生活費を貯金しておく
- 営業・経理・契約の知識を身につける
- 得意ジャンル・強みを明確にする
- 人とのつながりを大切にする
フリーランスは自由な一方で、すべてが自己責任です。
ただ、事前にしっかり準備しておけば、安定して案件を獲得できる道が開けます。
僕自身も副業から始めて実績を積み、ある程度の安定感を持てるようになってからフリーランスへの挑戦を意識しました。
これからフリーランスを目指す方も、「いきなり独立」ではなく、準備を整えてから一歩踏み出すのが一番の近道だと思います。