クラウドワークスやランサーズなどのソーシャルワークに挑戦したものの、なかなか受注できずに終わってしまった…。
そんな経験をされた方は少なくないと思います。
私自身も最初はコンペに応募しても落選ばかりで、やっと受注できたとしても「時給に換算すると驚くほど安い」と感じることも多く、挫折しそうになったことがあります。
しかし、試行錯誤を重ねて戦略的に取り組むようになってから、クラウドワークスでは50件以上、ランサーズでは30件以上の実績を積むことができました。
今回はその経験をもとに、「どうすればソーシャルワークで仕事を受注できるのか」をまとめてご紹介します。
結論
行き当たりばったりで応募しても成果は出にくいので、戦略を立てて挑戦することが大切です。
理由
応募数を増やすだけでは効率が悪く、モチベーションも下がってしまいます。
具体例
私も最初は、片っ端からコンペに応募していました。
結果はほとんど不採用で、やっと通っても低単価。
そんな状況を抜け出せたのは「どんな案件を狙うのか」「どんな強みを見せるのか」をあらかじめ考えてから応募するようにしたからです。
依頼主は応募者の人柄をプロフィールから判断します。
ですから、自己紹介はただ長く書けばよいのではなく、以下の点を意識すると効果的です。
- 誠実さが伝わる言葉を選ぶ
- 長すぎず、要点を整理して読みやすくする
- 強調したいスキルや実績を目立たせる
私は最初は詳しく書き込み、受注が増えてきた段階で「整理・カット」を行い、よりシンプルで読みやすいプロフィールにしました。
高額案件ばかり狙っても、実績ゼロの段階ではほとんど通りません。
そこで私は、まず1000円~5000円程度の案件に応募し、10件程度の実績を積むことを第一目標にしました。
- 実績がない → 高額案件はほぼ不採用
- 実績がある → 「信頼」がつき採用率アップ
小さな案件でも、1件は1件の「実績」です。
ここを地道に積み上げることで、のちに5万円以上の案件にも挑戦できるようになりました。
最初は幅広く挑戦するのも良いですが、やがて得意分野に絞ったほうが受注率が上がります。
私は当初、ロゴ・チラシ・ポスターなど何でも応募していましたが、受注が増えたのは「パッケージ」と「チラシ」でした
クライアントも「この人はこの分野が得意」と感じると依頼しやすくなるのだと思います。
案件は「納品して終わり」ではありません。
修正のやり取りや納品後の対応を丁寧に行うことで、以下のような展開につながります。
- 継続案件の依頼が来る
- 数ヶ月後にリピート発注される
- コンペに応募せず直接仕事がもらえる
私は返信をできるだけ早くする、AB案を提示して相手に選んでもらうなど、小さな工夫を続けました。
それが「またお願いしたい」という声につながったのだと思います。
デザインに数日かけても不採用なら、その時間は無駄になってしまいます。
モチベーションが下がる原因にもなるので、効率化は必須です。
- 過去のデータを整理・流用できるようにする
- テンプレート化できる部分は工夫する
- 制作時間を意識して取り組む
実績の多い方ほど「効率的に提案数を増やす仕組み」を持っています。これが続けられるかどうかの分かれ道です。
幅広く対応できることも強みですが、長期的には「このジャンルが得意」とアピールできるほうが信頼につながります。
私の場合は、女性向けのおしゃれで今風なテイストを得意とし、その方向で提案を続けました。
結果的に「女性向けデザインならこの人」と思っていただけるようになり、依頼につながることが増えました。
最後に大事なのは「常に他の人から学ぶ姿勢」です。
受注数が多い方には必ず理由があります。
単にデザイン力だけでなく、効率化やプロフィールの工夫など、さまざまな努力を積み重ねています。
自分なりのやり方に固執せず、周りを観察して改善していくことが、継続的な受注につながります。
ソーシャルワークで仕事を受注するには、単に応募を繰り返すだけでは不十分です。
- プロフィールを整える
- まずは低単価でも実績を積む
- 得意分野を絞る
- 納品後の対応を丁寧にする
- 効率的に制作できる仕組みを作る
- 自分のスタイルを確立する
こうした工夫を積み重ねることで、徐々に受注率は上がっていきます。
最初は成果が出ずに挫折しそうになるかもしれませんが、戦略を持って取り組めば、必ず突破口は見えてきます。