デザインを副業にしたいと思ったとき、必ずといっていいほど迷うのが 「Canvaを使うべきか?それともAdobe(IllustratorやPhotoshopなど)を使うべきか?」 という選択です。
Canvaは直感的に操作できる手軽さが魅力。
一方でAdobeはプロ仕様で幅広い案件に対応可能です。
では、副業として実際に役立つのはどちらなのでしょうか?
今回はそれぞれの特徴を踏まえて、メリットとデメリットを整理しながら考えてみます。
デメリット
- デザインの自由度が低い(テンプレート依存になりやすい)
- 独自性を出しづらく、コンペや本格的な案件では評価されにくい
- 無料版だと素材や機能が制限される
メリット
- 誰でも簡単に操作できる(直感的なUI)
- 無料でもある程度のデザインが作れる
- SNS投稿やバナーなどの「スピード案件」に強い
👉 Canvaは「とりあえず副業を試してみたい」「SNS運用の簡単デザインを作りたい」という方にはピッタリです。
デメリット
- サブスク料金が高い(Illustrator単体で月3,000円前後、CCコンプリートだとさらに高額)
- 初心者には操作が難しく、慣れるまで時間がかかる
メリット
- デザインの自由度が圧倒的に高い
- ロゴ、パッケージ、書籍、広告など幅広い副業案件に対応可能
- プロの現場で使われる標準ソフトなので、信頼度が高い
- スキルを身につければ単価の高い案件を狙える
👉 Adobeは「本格的にデザインを副業にしていきたい」「将来的にフリーランスも視野に入れたい」という方に最適です。
項目 | Canva | Adobe |
---|---|---|
習得のしやすさ | ◎ すぐ使える | △ 習得に時間が必要 |
コスト | ◎ 無料〜安い | △ 月額制で高め |
デザイン自由度 | △ 制限あり | ◎ 無限に近い |
副業案件対応力 | △ SNS投稿など簡単案件中心 | ◎ 幅広く高単価案件にも対応 |
将来性 | △ 趣味〜小規模副業向け | ◎ 長期的なキャリアに有利 |
- 手軽に始めたい方 → Canva
→ SNSデザインや知人からの依頼程度なら十分対応可能。初期投資を抑えてデザインを体験できます。 - 長期的に稼ぎたい方 → Adobe
→ 学習コストはかかりますが、その分だけ案件の幅も単価も大きく広がります。
👉 つまり「短期的にライトにやるならCanva」「本格的に副業の柱にするならAdobe」と考えるのがおすすめです。
Canvaは「スピード」「手軽さ」が強み、Adobeは「自由度」「将来性」が強みです。
僕自身、副業をはじめた当初はCanvaも触りましたが、結局は Adobe IllustratorとPhotoshopを中心にスキルを身につけることが、安定して仕事を受注するための近道 でした。
最終的には、自分が「どのくらい本気で副業デザインをやりたいのか」によって選ぶのがベストです。